シンガポール マリーナベイサンズ について
世界でも有数の有名な高層アミューズメントホテル「マリーナベイサンズ」。旅行して来ましたので参考になればと思い体験を記します。
マリーナベイサンズは2010年オープンで、ホテル自体は新しい感じはなく、それなりに経時している印象でした。(但し、逐次リニューアルしている)
巨大なショッピングモールがある地下街とつながっており、ホテルにいるというより、アミューズメント施設内に泊まっている感じ。
なんといっても、このホテルの一番の売りは、3本の高層ビルに横たわる最上階のプールです。
屋上のプールについて
こんなイメージのある屋上プール
実際はこういう雰囲気です
デッキには所狭しとベッドが並んでいますが、早くに行かないと物が置かれていて空きを見つけるのは大変です。
そもそもこんなに密ではくつろげない
軽食を頼むとビーチチェアまで持ってきてくれるがかなり時間がかかる。待つのは忍耐が必要。
中国系、韓国系と思われる人々が8割、日本人とそれ以外が2割(個人的体感)。みんなずっと何らかを話しているのでかなりにぎやか。
イメージ的には、海沿いのリゾートホテルのノリとなってしまいますが、大都会のビルの屋上なのでこんなものなんでしょう。望み過ぎは禁物ですね。
ファミリールーム
大人4人分のベッドがある部屋が少なかったので、ファミリールームに泊まりました。
かなりゆったりしていて快適。シャワーとバスが別々にあるので、便利
部屋の場所はロビーの後ろを上がった所で、景観は望めません。この外は道路側です。但し、広いルーフバルコニーがついていて、庇もあるので物を干すのに非常に便利。なにより広いから気持ちいい。
ロビーにも、道路にも近かったですが、音は聞こえませんでした。
雨が降っても外に出れる。但し暑いので利用は限られました。
マリーナベイサンズの外観
建物の見た目の凄さは圧巻です。
思わずカメラに収めたくなる画です。
建設にまつわる話
設計はイスラエル系カナダ人のモシェ・サフディという人です。高層ビル全体が斜めに ’入’ の文字のようになっており、また’入’の文字もずれていたりして3次元的に非常に複雑な建物です。日本の清水建設やフランスのVINCIは建築困難なため入札を辞退しました。受注したのは、唯一、応札した韓国の双竜建設で、さらに無理と言われた工期48ケ月を21ケ月前倒しして、27ケ月で完成させました。そのことで相当なインセンティブを得たとのこと。内部のトラブルの有無はわかりませんが、これまで営業をしていること及び地震がほぼ無いことから、いわれるほど切迫した危険では無いのではないでしょうか。双竜建設はその後、倒産していますが、建物のメンテはどうなってるんだろ。同様に、韓国建設業者が日本の建設業者と入札で勝ち取り、建設したマレーシアのスタジアムは、2度にわたり自然崩落をしているがこちらは設計もその業者なのだろう。マリーナベイサンズはさすがに設計はバッチリと信じたい。
地震もなく、揺れ0で崩落する屋根はおそろしいが、補修後に再度崩落したのだから手に負えない。その後会社は倒産している。韓国では大手の建設会社は倒産を繰り返して成長するのだろうか。